パールフルートは日本の伝統のあるフルートブランド。
2番目の需要を誇ります U字型の頭部管はこども用。
手の小さな幼児、小学生低学年におすすめ。
・PF-505EU...U字頭部管・PF-505EUS...U字頭部管+ストレート頭部管 ▼技術革新の伝統▼ 国内では圧倒的にヤマハが最大メーカーですが、パールも実は学校などでの現場では有名ブランドとして君臨しています。
金管楽器で国内の有名ブランドは少ないですが、フルートにおいてはムラマツ、ミヤザワ、サンキョウと一流ブランドがあり日本のメーカーのクオリティは非常に高いのです。
パールフルートは1968年、千葉県八千代市の小さな工房から始まりました。
フルートには長い歴史と伝統があり管楽器は比較的伝統を大事にする世界ではありますが、古典的なつくりを改良し、より使いやすく、優れたメカニズムを追求し、独創性のあふれるモデルが誕生しています。
▼パールフルート独自の仕組み▼・一本芯金(One-piece Core-bar) フルートは使い込むにつれ徐々にバランスが崩れますが、フルート楽器特有の問題です。
例えばAキィ(Aisレバー)の動きが悪くなるなどはB♭キィ(左手中指)を酷使することによって生じるものです。
またフルートのメカニズムは、F#キィのとなりにあるメイン・ポストにおいてとりわけ傷みやすいものです。
パールの"一本芯金"は上のC#(左手人差し指)からメイン・ポストまで、一本の芯金を通すことによってそのトラブルを解消。
その結果、メカニズムの信頼性が高まり、感触もよく、さらには調整、メンテナンスなどがスムーズに行えるようになっています。
・ピンレス・メカニズム(Pinless Construction) "ピンレス・メカニズム"は19世紀半ばに誕生したベーム式フルートのメカニズムを初めて改良し洗練させた重要な技術革新として知られていますが、実は、このシステムが"一本芯金"と併用されることにより、完璧なメカニズムを完成させることができたのです。
ピン打ちを行う伝統的なフルートの構造では、連動するキィ・メカニズムのパーツをつなぐため、キィ・シャフトに穴をあけますが、これがキィ・シャフト自体を弱めてしまう結果となります。
しかも、汗の侵入を許してしまい、管を酸化させるなどのトラブルを発生させ、腐食やキィの曲がりを促してしまうのです。
パール独自の"ピンレス・メカニズム"では、ブリッジ機構を加えることによってこれらの問題を解決し、メカニズム全体に強度を与えました。
そしてフォルセット・スクリュー(芯金止めネジ)をキィ・システムの下からねじ込むことにより、メカニズムへの汗の侵入を防いでいるのです。
上記のメカニズムはパールフルート全モデルに採用されています。
この仕組みにおいてはほぼデメリットはないと言われます。
ではなぜ他社はこの技術を取り入れないか疑問に思いますよね。
これは当時の特許の問題と、また各メーカーの考え方にも関係していると思います。
現在、有名フルートブランドでは一部のモデルの一部の箇所だけこのような機構を取り入れているなどがあるようです。
▼安心できる品質は7〜8万円目安で手に入る▼ 今や1万円台から手に入るお手軽な楽器。
精巧につくられているこそ高い。
「安ければいい」という方は楽器に求める条件がそれほどないのだと 思います。
どういう演奏をしたいのか、その状況、音楽を奏でる楽しさが楽器に求めることに繋がると思います。
状態変化が激しいフルートは定期的に調整が必 要な楽器と言われています。
無知であれば値段の違いも「同じ楽器」としか捉えられず価値が分からなくて当然。
以下のような事柄を全てを知って選ぶことが失 敗を防ぐことにも繋がります。
▼きちんと音程が取れるということ▼ 音 程にシビアでなければ気づかないかもしれませんが、管楽器はいつでも同じ音程で音が鳴るとは限りません。
気候や口の形、吹き方、セッティングに大きく影響 されますので、吹奏楽では大勢で綺麗なハーモニーを奏でるため正しい音程で音が出るようチューナーを見ながら日々特訓していることでしょう。
当然高い楽器 だから常に正しい音程がでるということでもありませんが、クオリティを追求している楽器と、何とか楽器というかたちをつくる低価格帯の楽器ではクオリティ に当然差がでてしまいます。
「個人で使うから音程なんて気にしないよ」と思っても、精度の悪い楽器を手にした場合、演奏云々よりもピッチの安定に技量を使 い「良い演奏」に集中できないということがあるかもしれません。
自分が気持ち良く演奏できるかどうかも着眼点になりますね。
▼奏者が意図する音楽表現ができる楽器▼ 「吹きやすい」というのは「音を出しやすい」ということだけにとどまりません。
品質の高い楽器は音質と音量の幅が 大きく奏者の意図する表現ができます。
例えばとても小さな音を吹いた場合、ただ吹きやすい楽器では柔らかな小さな音のコントロールが難しく段々と小さくで きず、音がプツっと途切 れてしまった感じになったり、逆に大きい音を出すために息を沢山入れれば、楽器のキャパを越えてしまい綺麗な音色にならない場合があります。
肺活量 がコントロール できる上級者にとってはその息づかいがちゃんと表現できる精度の楽器が必要になります。
高い楽器だから誰が吹いても良い音がでるわけではなく、良い音、求める音が鳴らせる可能性があるのです。
▼安心して長く使える楽器▼ ブランド品はいわゆる使い捨てにはなりません。
精度が高い楽器は耐久性もよし。
楽器の状態変化は故障ではありませんし、違和感を感じたときに自分でなんとかできる楽器でもありません。
買って終わりではなくアフターサービスを必要とします。
しかしながらどのメーカーも無料修理の範囲は決して広くありません。
大手製品は安心感はありますが、対応の柔軟性でみれば逆かもしれませんね。
楽器の取り 扱い、 セッティング、お手入れにも最低限の知識を要しますので、知らずして意図せぬところで故障しているケースが大変多いです。
それは自然故障ではなく使用者の不備となりメーカー側では修理費用が発生してしまいます。
ちなみに「吹いていない」「使っていない」からと言って安心はできませんよ。
▼調整について▼ しっ かりと調整されていないと音程感が悪かったり音がならしにくいことがあります。
1箇所に手を入れると全体のバランスが崩れるのですが、高い楽器は調整の幅 が広く、崩れたバランスを立て直すため他の箇所へも十分に手を入れることができます。
保管期間によっても楽器の状態は変化しますので弊社では無駄な作り置 きはせず、ほとんどの場合出荷日もしくは前日に調整をします。
パールフルートの販売においては弊社では調整後の出荷を目指し対応しています。
調整必須などのご希望がございましたらお気軽にご相談下さいませ。
ちなみに、パールフルートはパールフルートギャラリー(東京・大阪)の直接の持ち込みでも修理対応していただける珍しいメーカーでもあります。
この柔軟性や出荷前の調整においてはフルート選びには重要なポイントでもあると思います。
Presto ( プレスト ) パー ルフルートの一番安いモデル。
確かなメカニズムに基づくエントリーモデルですので洋銀製でとりあえず鳴らしやすい。
このシリーズには他、U字頭部管モデル PF-505EU 、ストレートとU字の2本の頭部管の付いた PF-505EUS があります。
基本のEメカニズム付きで一般的にならしにくいと言われる「ミ」の音も安心。
銀の使われる量で値段がかわります。
口 元に近い部分が一番音色を左右すると言われ、ライザー、リップ、頭部管、本体、キィと順に銀の部分が増えて値段が変わるのがフルートの価格設定の特徴で す。
銀製になることで音の深み、柔らかさのある音色がでるのが特徴です。
また銀を使用しないメリットとして、吹きやすく明るい音色という特徴もあります。
上級者にとってはただ「吹きやすい」ことは絶対条件ではありませんのでご自身のレベルに合わせて選びましょう。
PEARL FLUTE Presto PF-505EUS パールフルート プレスト PF505EUS ■木管楽器 フルート ■C調(C管) ■キイ:オフセット...キイの配置は左手の薬指だけ少し前に出ていて無理のない自然な姿勢で演奏できますす。
■カバードキィ...初心者はキィに穴のなく押さえやすいこのモデルを使うことが多いです。
■ポイントアーム標準装備 ■頭部管/管体 主管/足部管/キイ/座金/ポスト 材質:洋銀製・銀メッキ ■仕上げ:銀メッキ仕上げ ■トーンホール: 引き上げ式 ■頭部管:U字タイプ、ストレートタイプ ■足部管:C足部管 ■Eメカニズム付き ■ピッチ:A=442Hz※細かい仕様が画像と異なる場合がございます。
セット内容 ■楽器 本体 ■ハードケース ■ケースカバー ■ポリシングクロス ■ポリシングガーゼ ■クリーニングロッド ■保証書■教本 ■メトロノームチューナー( クロマチックチューナーTDM-700DMRE おしゃれキャット マリーちゃん 限定) ■チューナー用マイク ■クリーニングペーパー ■パウダーペーパー ■銀変色防止布 ■シルバーポリッシュ ■キイオイル ■フルートスタンド ■譜面台(若干キズありのアウトレット)画像と細かい仕様が異なる場合がございます。